ABOUT

私たちについて

本講座では微生物の力を産業利用する可能性を科学的に追及しており、岡山県工業技術センターや種麹メーカーなどと研究を行い、固体培養を中心に微生物の力を活用した未利用資源の新規利用用途の探索を行っています。

令和8年(2026年)4月から、講座の名称を 『微生物インダストリー共創講座』と改称し、下記の4名で新たに、教育研究を発展継続させております。

大学・地域公設試による技術移転と、技術指導による新規固体培養麴素材を用いる新規商品開発という「岡山モデル」を全国へ展開し、日本各地の公設試等への固体培養装置の導入、技術移転と技術指導による地域植物資源からの新規固体培養麴素材の創生を目指します。

本講座では「小型通気式固体培養装置」を用いて、産業化を想定した固体培養試験を行っています。産業化(大型化)の際には、通風式の装置を用いて行う場合が多く、試験段階から産業化を見据えた研究を行うことで、スムーズな産業化検討を行うことが出来ます。

麹菌とは、日本の国菌で、味噌・醤油・日本酒などの伝統的な発酵・醸造製品の製造に用いられてきた糸状菌です。麹菌は、非常に高い有用物質分泌能力を有し、有用酵素や有用二次代謝産物を菌体外に大量に分泌し、その生産が固体培養によって大きく引き出されている特徴を有しています。歴史的に食品として安全に食べられてきたことから米国FDAによりGRAS(Generally Recognized As Safe)リストに掲載されています。

固体培養とは、味噌・醤油・日本酒などの発酵醸造産業で用いられてきた伝統的な麴菌の培養方法で、通常の液体培養では得られない物質や酵素が生産されます。当研究コンソーシアムでは、3種の培養環境制御条件の異なる培養を駆使し、未利用資源から新たな麹の創生を目指します。新たに創生された麹では酵素・有機酸・二次代謝産物などの機能性成分が豊富に生産され、植物素材の高機能化・高付加価値化が起こり、各地域に眠っている植物資源の機能性食品素材や化粧品素材としての活躍の場を設けることが出来ます。

主な研究




MEMBER

研究メンバー

仁戸田 照彦

専門分野は天然物有機化学で、固体培養を利用した微生物由来生物活性物質の探索を行ってきました。微生物インダストリー共創講座では、微生物培養過程を化合物レベルで解析することを中心に担当しながら、産学官の連携を通じて微生物によるモノづくりをさらに発展させたいと思います。


  • 1992年3月

    岡山大学大学院農学研究科修了(修士課程)

  • 1992年4月

    太陽化学(株)総合研究所 研究員

  • 1996年1月

    岡山大学農学部 助手

    (2003年10月) 岡山大学にて学位取得 博士(農学)
    (2005年2月〜2006年2月) 米国カリフォルニア大学バークレー校 岡山大学海外教育研究員

  • 2006年10月

    岡山大学自然科学研究科 准教授

  • 2020年4月

    岡山大学環境生命科学研究科 教授

  • 2023年4月

    岡山大学環境生命自然科学研究科 教授

原 唯史

2024年4月に岡山大学 寄付講座 微生物インダストリー共創講座へ株式会社フジワラテクノアートより出向して参りました。微生物の力を産業利用する可能性を科学的に追及することを目的に、機械製麹装置を用いた固体培養試験を中心とした研究を実施しています。


  • 2011年3月

    九州大学システム生命科学府システム生命科学専攻 修了(修士課程)

  • 2011年4月

    キリンビール株式会社 入社

  • 2021年4月

    カバヤ食品株式会社 入社

  • 2022年3月

    株式会社フジワラテクノアート 入社

  • 2024年4月

    岡山大学微生物インダストリー共創講座 助教(特任)

神崎 浩

専門分野は応用微生物学、応用酵素化学、天然物有機化学で、「細胞・酵素を利用する有用物質生産研究」を行ってきましたが、微生物インダストリー共創講座では、その研究を産学官連携を通じて深化させ、産業化に近づける研究を行っていきたいと思っています。


  • 1986年3月

    京都大学大学院農学研究科修了(博士課程)

  • 1986年4月

    日本学術振興会 特別研究員

  • 1990年9月

    岡山大学自然科学研究科 助手

    (1988年7月4日〜1994年9月) アメリカ合衆国国立衛生研究所派遣主研究員

  • 1999年4月

    岡山大学農学部 准教授

  • 2004年4月

    岡山大学 教授

  • 2026年4月

    ・京都女子大学 高等教育開発センター 教授
    ・岡山大学微生物インダストリー共創講座 客員教授・客員研究員





五味 勝也

専門分野は応用微生物学、醸造微生物学、分子生物化学で、主としてわが国の「国菌」とも称される麴菌を対象にして、有用酵素遺伝子の発現制御機構や有用物質生産に関わる研究を行ってきました。微生物インダストリー共創講座では、これまでの研究をもとに麴菌などの糸状菌による有用物質生産の社会実装に寄与できればと思っています。


  • 1978年3月

    東京大学大学院農学系研究科修了(修士課程)

  • 1978年4月

    東京国税局間税部鑑定官室 大蔵技官(国税庁醸造試験所併任)

  • 1979年4月

    関東信越国税局間税部鑑定官室 大蔵技官

  • 1982年7月

    国税庁醸造試験所 研究員

    (1992年7月〜1993年1月) 科学技術庁中期在外研究員・英国シェフィールド大学

  • 1993年7月

    生物系特定産業技術研究推進機構 融資課長

  • 1995年7月

    国税庁醸造研究所 主任研究員

    (1997年4月〜1998年3月) 広島大学大学院工学研究科 助教授 兼任

  • 1998年4月

    東北大学大学院農学研究科 教授

  • 2019年4月

    東北大学 名誉教授

    (2018年10月〜2024年3月) 東北大学大学院農学研究科 発酵微生物学寄附講座教授
    (2024年4月~) 東北大学大学院農学研究科 特任教授・学術研究員

  • 2026年4月

    ・東北大学 名誉教授
    ・岡山大学微生物インダストリー共創講座 客員教授・非常勤研究員